スーパースターへの道 in カンボジア

『星』に手を伸ばせ!!たとえ届かなくても in カンボジア

オカマ犬“さそり”が見つめる、スーパースターを目指すカンボジアの若者たちの青春

大切なもの・それは“ごはん”

今日のブログは、ポラリックスはほぼ関係ない

最近の私の「とても良い経験」の記録です。

 

先にお伝えしておくと、どうか、どうか、心配しないでください😁

 

たまたま、本当にたまたま、このような状況になっただけで今は大丈夫だし

そのおかげで私たちは、すごく良い経験ができたのです。

 

 

私はカミナリ親父の仕事の手伝いで、世界の食事について調べることがよくあります。

 

けっこう毎日のように調べているおかげで、ほんの少しですが

世界の食糧事情に詳しくなりました。

 

ポラリックスのみんなもそうだったのですが、

国や地域によっては「健康な食事」がどういうものか、知らない人がたくさんいます。

 

旦那や子どもは野菜嫌いで、肉が好きだから、食卓には肉しか出さないとか

ラーメンの汁はもったいないから全部飲むとか

練乳コーヒーの練乳:コーヒーの割合が8:2とか

カップラーメンしかこの数ヶ月食べてないとか

甘い飲み物にたっぷりの塩を足して飲むとか

 

あんた、生活習慣病まっしぐらじゃない!っていう食生活をしています。

カンボジアでも生活習慣病で早くに亡くなってしまう人はとても多く

ポラリックスやスタッフのご両親で、それが原因で他界してしまったご両親も

数人います。

 

ポラリックスやスタッフの中にもそんな子がいるので、

しかも、そういう子はやっぱり体調を崩しやすかったりするので

何度かにわたって「そのままの食事じゃ40代で死ぬ」と脅しながら(笑)

授業をしています。

 

そして、皆さんもご存知だとは思いますが

世界には、そもそも「食べられない」人がいっぱいいるんですよね

 

いろいろ調べているうちに、

シリアなどの紛争が激しく外の世界と遮断されている地域では

手足が棒切れみたいでオムツがぶかぶかの、こんな言い方は申し訳ないけど、まるで

まるで亡霊のような赤ちゃんの写真も見て、衝撃的でした。

 

 

で、ほんの少し前、私とカミナリ親父は「第?次・食糧危機(2017)」に陥って

(※全ては、カンボジア大企業・契約金未払い!!のせいです。

カミナリ親父もみんなも、すごくお仕事頑張っているんですよ😤)

人生最高の「空腹」を経験しました。

 

そんな時に、今更なんですが

「硫黄島からの手紙」「父親たちの星条旗」

というクリント・イーストウッドの映画を観ました。

 

第二次世界大戦、アメリカと日本の硫黄島での戦いを史実に基づいて

「日本側」「アメリカ側」

双方からの視点で描かれた映画です。

 

なぜ、これを観ることになったかというと、カミナリ親父が

クリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」という映画が好きだというので

一緒に観てみたところ、私はとっても感動してしまって

で、クリント繋がりでこの「硫黄島」シリーズを観ることになりました。

 

私たちはこの映画を観ながら、また出演者の方々にベラベラと話しかけていました。

 

もともと兵士の数も少なく、勝ち目など無い中で、

お国に命じられるがまま戦った日本兵。

日本側から見た「硫黄島」は、ただただ、悲壮感。

そんな中でも派閥があって、味方どうしで裏切ったり、

味方を撃ったり、自決を強制したり

 

そして、この中で一番に心にきたセリフが、嵐の二宮くんの

「もう五日も飲まず食わずだよ・・・」

というセリフでした・・・

 

その時、私もカミナリ親父も空腹をごまかすために映画鑑賞をしていて

たった1日か2日、ろくに食べれなかっただけで、こんなに空腹なのに。

“お腹を締め付けると、空腹感が減るらしい”と、二人でタオルケットをお腹に押し当てたり

水をたくさん飲んで紛らわしたりしていたのに。

五日間もご飯を食べられず、しかも戦わなきゃいけないなんて

私とカミナリ親父は、心から、心から、二ノ宮くんに同情しました。

「かわいそうに」

 

そして、アメリカ側から観た「硫黄島」は、アメリカは大きな軍事力を持っていたけど

兵士が多いとか少ないとかに関わらず、死と隣り合わせにある恐怖は同じで

たくさんの人が悲惨な死に方をして、大事な仲間を失ったことには

何も変わりないんだなという、当たり前のことを思い出しました。

 

アメリカは戦争に買ったけれど、心に大きな傷を負って祖国に帰った兵士は

英雄としてもてはやされて、国の債権を国民に買ってもらうための道具として国に利用されて

自分は何なのか解らなくなって、酒に溺れて死んでしまった兵士もいたし

利用された後はポイと投げ出されてしまったり

老いてこの世を去るまで、ずっと戦場での悲惨な記憶を持ったままだったということも

知りました。

私とカミナリ親父は、映画の登場人物たちに向かって、何度も

「何やってんだよ!何をやっているんだよ!」

と話しかけてしまいました。

 

 

人は、お腹がすくと、イライラします。

人は、お腹がすくと、目眩がしたりします。

人は、お腹がすくと、やる気がなくなります。

 

この空腹と硫黄島の映画が重なり

私とカミナリ親父は、戦時中だったり貧しい地域に住んでたりする人たちが

「食べ物を盗んでしまう」気持ちを理解することが出来ました。

 

かなり低次元の話で申し訳ないのですが、私たちも、何度も冷蔵庫を開け

「この冷蔵庫の中にある誰かのパンを食べてしまおうか」

と本気で思い悩みました。

(私たちの味噌汁をキンが勝手に食べたりすると、めちゃくちゃ怒ってるのに 笑)

 

そして、ご飯っていうのは、なんて美味しいんだろうと

お腹をタオルケットなんかでお腹を締め付けなくても眠れるということは

なんて気持ちが良いんだろうと

当たり前の幸せを、何十倍にも幸せに感じました。

 

だから、もしかしたら

戦中から生きるおじいちゃん・おばあちゃん達の世代の方は、強いのかもしれない

ほんの少しの幸せ、当たり前にある幸せをキャッチするパワーがすごくあるから

だから強いのかもしれないなぁと、カミナリ親父と話しました。

 

そして、貧しい人は、バランスの良い食事なんか出来ない。

まずは、安くて腹の足しになるご飯やパンなど炭水化物を食べてしまうし

食べれるうちに食べておこうって思ってしまうんだという

貧しい地域に生活習慣病が溢れる理由も、身を以て理解することが出来ました。

 

ご飯って、大事です。

食べることって、大事です。

 

世界には、地球上にいる人間の食べるぶんをまかなえる食糧はあるっていうし

なんとか上手く、ご飯が世界に回らないかなぁ

戦争が原因で空腹になっちゃダメだよなぁ、空腹はダメだよ

子どもにご飯をあげないとか、そういう虐待もあるってニュースで見るけど

そんなのもダメだよ、空腹は、本当に苦しいよ

 

日本の廃棄食品も減るといいなぁ

そんなの本当にもったいないよ、空腹って苦しいんだよ

お腹がめちゃくちゃ空いてるときって、誰でもいいから、何かくれないかなって思う

捨てちゃうなら、誰かにあげられたらいいのになー

・・・なんて、真剣に考えたりして

 

食べ物は大事にしよう

空腹を経験したからといって、鳥の足の指とか、タガメとかは食べれるようにならないけど

食べ物を大事にしよう

 

 

そんな事を思った2017年の年末です。

 

偉そうに“空腹を体験した”と書いてるけど、なんとか白い米はあったし、梅干しもあったし

友達が差し入れも持ってきてくれたし

戦時中の人たちと比べるのが失礼ですね

しかも、空腹の反動で、食糧危機が終わったとたんにたくさん食べたので

痩せてもいません!!😱

 

ただ、そういう事を考える良いきっかけを、神様がくれたんだ

 

ポラリックスやスタッフのみんなは、無事に仕事納め

今日から元旦まで、殆どのメンバーは里帰りです!

 

2017年、みんな、本当にありがとう!

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