スーパースターへの道 in カンボジア

『星』に手を伸ばせ!!たとえ届かなくても in カンボジア

オカマ犬“さそり”が見つめる、スーパースターを目指すカンボジアの若者たちの青春

自分に勝った日

今週、私とカミナリ親父は、もう何度目になるか解らない(笑)

「食糧危機」

に追い込まれました。

 

前にも書いたことがあったような気がしますが

今、ポラリックスのメンバーと私たち、会社の運営費を抜いて、

ほぼ同額の給料で生活しています。

メンバーの中には、私たちより給料高い子もいるんですよー(笑)

 

でも、これは私とカミナリ親父にとって、とても幸せなことです。

日本人、カンボジア人関係なく、能力に応じて平等にお金を得ることが目標だったからです。

 

シェムリアップ時代はポラリックスの稼ぎがほぼゼロだったので

カミナリ親父の仕事の稼ぎで、運営していました。

 

でも今は、ポラリックスの稼ぎ、カミナリ親父の稼ぎは同じくらい。

それを、運営費を抜いて、個々の能力に応じて給料にしています。

 

一応、この会社の責任者は私とカミナリ親父なので

私たちには皆を守る責任があります。

 

だから、今の段階では私とカミナリ親父の給料はアップせず、

先に皆の給料を確保するのが当然ながら、優先になります。

決して、皆のために自己犠牲を払っているワケではなくて(私たちはそんなに良い人ではない)

インターネットにそう書いてあったから、そうしてます。

もし取引先が支払いをしてくれなくて、従業員の給与が支払えない時のの対策として、

まずは“役員報酬を減らすこと”だと。

 

相変わらず、カンボジアの取引先はなかなか支払いをしてくれず、本当に困っちゃう。

必死に対策を検討中です。

 

(ちなみに、これもインターネットで調べた結果、日本でもそういう悪い企業はあるし

海外だとなおさら“当たり前”なんだとか。

それを知らずに取引を始めるほうがバカだ!とも書いてあった・・・😱

海外の会社を相手にするんだったら、契約書もたいして意味が無いこと、

金払え!と会社の前で待ち伏せしようものなら逆ギレされるし、

日本で培ったノウハウなんて、引きずれば引きずる程ダメなのだと書いてありましたw)

 

 

そういうワケで、今回の食糧難は私とカミナリ親父だけの問題で、

他のメンバーたちは大丈夫(笑) だいぶ気が楽です(笑)

 

ほぼ毎晩をカップ麺(20円ほど・・・)で過ごし

お腹が空くので夜は早々に眠り、

朝には冷蔵庫を何度も何度も「何かないかな?」確認しちゃいました(笑)

 

きっと、カンボジアでビジネス?を始めて、苦労されている方は多いはず!

同じような思いされている方もいると思います。

一緒に、頑張りましょうっ!!

 

ちなみに、私とカミナリ親父の食糧難は昨日で終焉を迎えました。やったー!

こんな日々も、きっといつかは良い思い出になるでしょう!

 

 

さて、私とカミナリ親父がカップ麺には飽き飽きしていた昨日

 

ポラリックスたち(ついでにソヒャップニタも)は

カンボジアで始めて開催されるダンスバトルに出場しました。

 

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正直に言うと

 

私はこのダンスバトルにみんなを出場させることが、本当はイヤでした。

前回書いたように、これまでにポラリックスを離脱したメンバーがいるからです。

 

タタマップのように、ちゃんと自分の次の目標を決めて、

みんなととても良い形で想いあって別れたメンバーもいますし

ソヒャップのように「ごめんなさい」と皆に謝ることができて、

その後もポラリックスを批判したり中傷したりせず、こうして再会できた子もいます。

 

ただ、そうじゃないメンバーも、いる。

 

逆ギレしてしまい、ポラリックスを誹謗中傷し、

保身に走ってメンバーを傷つけるような嘘を言ってしまったメンバーもいます。

ポラリックスを窮地に追い込むことを解っていながら、自分の利益のために

「契約違反」をしてしまったメンバーもいます。

(そして、そういうメンバーに限って、ケロっと“ハロー”と言ってきたりする(笑) )

 

もし、そんなメンバーに負けてしまったら、皆がどれだけ傷つくだろうかと

「一生懸命に頑張れば、報われる」

と信じて必死に頑張ってきた人たちが、

信じることを辞めた人たちに負けるなんてことがあったら

 

もし、私が皆の立場だったら

どれだけ悔しくて、どれだけ傷つくか・・・

 

私とカミナリ親父は、またもケンカをしながら、どうするべきか相談しました。

 

でも、最終結論は「ポラリックスに任せる」ことにしました。

そして、ポラリックスのみんなが取った答えは「出場する」

 

キンは、お母さんの二回忌のセレモニーで不在なので

リン&ロイ, ノリ&ティーのペアで出場することになりました。

 

この中で、一番にメンタル面で心配なのがティーでした。

 

リン、ノリは内面的にわりと大人で、

去っていったメンバーのことをもう相手にしてないというか

割り切って上手に接することが出来ます。

 

ロイは宇宙人なので、何も考えてません。

「自分が一生懸命に頑張って、楽しく踊って、優勝したい」

と純粋にそれだけを思ってます。

 

ただ、ティーは、私と同じ感覚を持っています。

子供なぶん、私よりも「ポラリックス」に対する愛情が強くて

ポラリックスを中傷されることを心から嫌悪していました。

「ポラリックスを悪く言うヤツと一緒に写っている写真を、消したい」

と言ってきたこともあります。

日頃、繊細な性格なのも相まって、怒りを爆発させやすい一面も持っているティー。

 

ダンスバトルで、離脱したメンバーと当たった時にヒートアップしないか

とても心配でした。

「いいか、ティー。ダンスバトルはケンカじゃない、挑発されても相手にするな。ダンスで勝てよ」

 

さらに心配ごとは続き、一生懸命に練習をしていたロイが

おでこから床に落ちて、漫画みたいに大きな大きなタンコブを作りました。

ちょっと首も痛めてしまって、みんなでとても心配しました。

 

でも、みんなが大好きなマッサージ師・IMOのおかげもあって

首が思うように動かないし、本来のロイではないけれど、踊れるまでに回復。

「ダンスバトルで勝つことより、君の身体の方が大事なんだよ」と話して

無理はしないようにと伝えましたが、本人は「出る」とのこと

 

ロイは首を氷で冷やしながら、寝ました。

時々、「大丈夫?」と尋ねると、寝ぼけたままで

「レナ、俺、食欲がないよ・・・ご飯食べられないよ・・・

でも、チキンならいーっぱい、いーっぱい、食べられるよ」

と言うので、大笑いしてしまいました。

髪型のせいか?映画「三丁目の夕日」の“一平ちゃん”みたいで、ほんと、バカで可愛いです!

 

心配ごとが重なったまま、タンスバトルを迎えました。

ダンスバトルが終わるまで、気を失ってしまいたいと思うほど

私の胃はキリキリと痛みました。

 

私とカミナリ親父が行かない代わりにIMOがみんなを見守ってくれて

残念ながら、優勝できなかったことも知りました。

 

思い早まった私は、泣きました。

神様は、なんて意地悪なんだと。

どうして、こんなに頑張っている皆にご褒美をくれないのだと。

なんて、一生懸命頑張る人が中傷されたり、バカをみなきゃいけないんだと。

バカみたいに泣く私に、カミナリ親父は

「俺たちが、みんなが頑張ってるって解ってるんだから、それで良いじゃねぇか」

と励ましの言葉を与えてくれました(笑)

 

でも、そう、私は、思い早まっていたのです。

 

IMOからの続報を落ち着いて読んでみると

みんなが、離脱したメンバーに負けたわけではないことが解りました。

むしろ・・・

ティーがコンと一騎討ちになり、壮絶な戦いの結果、ティーが勝ったことが解りました。

実はティーとコン、コンが離脱する前からちょっとした確執がありました。

 

ティーは、夜遊びに行って朝起きれなかったり、

自分の意見を無理矢理に通そうとするコンをリーダーとして受け入れられず。

(ティーは、「自分が信頼する人には忠誠を誓い、そうではない人には応じない」

という、なんだかお侍さんのようなところがあるんですよね・・・

ティーが忠誠を誓っている相手は、リンなんです。)

 

そして、それにコンは腹を立てて「チームワークがなってない」と言ったことがあります。

blog.cambodiastarsacademy.com

 

奇しくも因縁の対決となった昨日のバトル。

このダンスバトルを見に行ってた日本人の方が教えてくれましたが

お互いに火花が飛び散り、何度も引き分けとなり、サドンデスの戦いだったそうです。

 

ボリャさんがその時の映像を送ってくれましたが

ティーを目前に迫って挑発するコンに対し、

ティーは不動明王のような顔でグッとこらえて立っていました。

それを見て、今度は別の種類の涙が出てきてしまった。

 

ティーからも、メッセージが来ました。

「レナさん。俺、コンに勝ったよ。3ラウンドも戦って、勝ったんだ。

俺は、ダンスで勝った!!」

 

コンは、ポラリックスの元リーダーです。ダンスだって、もちろん上手かった。

ティーはダンスの面ではチーム内でも遅れを取っていました。

自分でもそれが解っていて、初期のダンスバトルには「出場しない」選択をすることもあった。

ティーはリズムをとるのが苦手で、踊る時は、知らず知らずのうちにそれを隠すため

「大暴れ」しているようなダンスになっていました。

 

でも、昨日のティーのダンス 

ティーはずっと前にカミナリ親父に言われた

「お前の筋肉を活かすダンス」

が出来るようになっていました!!

タイのダンサーさんで、ティーのようなムキムキの身体で繊細かつ力強く踊る人がいて

カミナリ親父が、それをティーに見せたことがあったのです。

 

ティー、頑張ったね。

一ヶ月ほど前、君と初めてケンカしたことも、私は思い出しました。

 

君は、コンに勝ったんじゃない

君は、弱い自分に、自分で勝つことが出来たんだね!

それって、すごいよ

私だってまだ出来ないのに、本当に、すごいよ!!!

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昨日のダンスバトル、優勝したのは、旅の途中でこのダンスバトルに参加した日本人だったそうです。

 

そして、神様はちゃんと、ポラリックスに宿題を厳選して落としていってくれました。

 

それは、ヘアンとペアで踊った見知らぬカンボジア人の男の子が

リンに負けないくらい、めちゃくちゃダンスが上手かったのです!

 

みんなが成長するのに欠かせない「ライバル」を、このタイミングで見つけることができました!

 

みんなは、優勝できなかったことを、とても落ち込んでいたそうです。

それも、また成長だね。

 

もう「日本人に負けるのは仕方ないや」って思ってた、みんなじゃない

 

みんながダンスバトルに出場することになってから

すごく苦しい日々だった(私が一人で勝手に苦しんだだけだったけど 笑)

 

でも、みんなが出場するって決めてくれて・・・本当によかった

 

また今日から頑張ろう

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気難しいティーの心を溶かして、一緒に練習を続けたノリ

怪我をしたロイをカバーしながらみんなを引っ張ってくれたリン

 

リンとロイは、お揃いの靴をゲットした様子↓

ロイが「チームワーク!チームワーク!」とはしゃいでおりました。

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みんな、ありがとう

それから、ありがとう、カミナリ親父