スーパースターへの道 in カンボジア

『星』に手を伸ばせ!!たとえ届かなくても in カンボジア

オカマ犬“さそり”が見つめる、スーパースターを目指すカンボジアの若者たちの青春

窓の外の、Banana🍌

また、最期のブログから数日が過ぎてしまいました。

数日が過ぎたにも関わらず、私の脚はダニに噛まれた跡が消えず、非常に醜いままです。

 

数日前から今日までの事を、記録したいと思います。

 

数日前、私はカミナリ親父と映画を観ました。映画のタイトルは

『マイケルムーアの世界侵略のススメ』

マイケルムーアが世界侵略という名目でいろいろな国に行き、

行く先々の国の「良い所」を盗むというもの。すごく面白かったです。

そして、すごく考えさせられました。

最終的に、私とカミナリ親父はこの映画に背中を押されました。

私たちが、最初にスタートしたCSAで良いのだと。原点を忘れてはいけないのだと。

この映画を観て、私たちは

みんなに家族との時間を出来るだけあげること

みんなの文化や考え方を尊重すること

休憩時間や、休日は、思い切り休んでもらうこと

を決めました。

思い切って、そういう体制を取れる企業の方が、上手くいくようだし!

「日本だったらこう」という考え方にとらわれず、早めにこういう決断が出来て良かった

 

 

その後、カンボジアはお盆に突入し

ポラリックスのメンバーたちも、それぞれ実家へ帰省。

私とカミナリ親父も、ほんの数日でしたが日本に帰ることができました。

日本に帰った目的は、私の心に整理をつけるためです。

 

これまで、何度かこのブログにも書いてきたのですが

この数ヶ月、私にとってものすごく苦しいことがたくさんあって

特にカミナリ親父に迷惑をかけてしまいました。

苦しかった代償は、カミナリ親父の良いところを改めてたくさん見つけられたことです。

この数ヶ月、私は何度も「日本に帰りたい、家族に会いたい」と泣いては

カミナリ親父を困らせました。

 

日本で家族に会って、本当に心安らぐ時間を得て、もうこのまま日本にいたいと思うほどでした。

でも、小学校の先生であるカミナリ親父のお父さんが、こんな話をしてくれました。

 

今の学校では、うつ病になってしまう先生が多くて

その多くが「生徒が自分の思う“良い子”ではない」ことにぶつかってしまうのだと。

「自分が考える枠」を超えた子に出会った時に、それを柔軟に受け入れること

最低限のルールを決めて、それだけは守る

でも、自分の考えていた枠を超える子を、柔軟に受け入れる

 

そのお話を聞いて、私は本当に、この数ヶ月に溜め込んだ無駄な力が

全部抜けたように思いました。

ポラリックスのメンバーの顔が、一人一人、思い浮かびました。

 

リンノリは、本当に出来るヤツ。

どの先生が来ても、どの人にも、そう取られる。

たくさんの人の「枠の中」におさまる事が出来る。

確かに頼りになるし、私とカミナリ親父も、二人がいないとやっていけない。

 

コンは、リーダーとしての輝かしい時代があったのにも関わらず

今は誰よりも居場所がなくなってしまった。

私とカミナリ親父は、コンにガッカリしたり、心配したりしながら

必死で彼の道を考えている。

 

キンは、他の人にも「だらけてる」と言われる。確かにだらけてる。

時々、寅さんばりのワガママで、泣きたくなるくらいムカつくこともある。

でも、私とカミナリ親父は、キンが大好き。

実は、ものすごく成長している一面もある。

 

ティーも、ワガママ。自分の好きな事はキチンとしているけど、

そうじゃない事には無関心だし非協力的。

ただ、こだわりとか追究がハンパなくて、それに感服することもたくさんある。

 

ロイなんて本当にバカだから、人の誤解を招くこともある。

でも、誤解せずに信じてやることが家族の努めだということを彼から学んだ。

私とカミナリ親父、そして本当の仲間たちから「信じてもらってる」とわかったロイは

これまた最近、ロケットばりの速さで成長を始めた!

 

K.A.も、本当しょうもない。ダンスや歌の練習、学ぶべきことはたくさんあるのに

ニキビを高いお金で治すこととか、髪型のことばっかり考えてる。

でも、もし私が20歳で彼女を産んでいたら?

私は彼女に怒って、心配して、ハラハラして、イライラして・・・

今と同じ、私は出産していないけど、出産した35歳女性の気持ちを味わうことができている

 

ポラリックス7名中、5名は「枠外」だったわー・・・だから疲れるんだー

ボリャさんや、ニタも、枠外かも・・・?

でも私もカミナリ親父も、主に「枠外」から成長させて頂いている

リンやノリだって、出会った頃は「枠外」だったし

そう、もちろん今のリンもノリも、なくてはならない存在だし尊敬している

でも、「枠外」をバカにしたり見下したり、見捨てたり

そんなCSAを始めたつもりは、ない

そもそも、私とカミナリ親父も種類は違うけど「枠外」出身

先生たちを困らせてきた(家族も?)

 

いいんだ、私たちはこれでいいんだ

またカンボジアで、皆と頑張ってみよう

行けるとこまで行ってみよう、失敗したっていい

失敗は私たちにとってもポラリックスにとっても大きなダメージだけど

人を信用できない人生より、「枠外」を排除する人生より

失敗の方がずっと良い

 

 

さて、そんな「枠外」代表・キンが大活躍のミュージックビデオが出来上がりました!

なんとポラリックスのメンバー、素晴らしいチャンスを頂いて

日本のアーティストきっとラットさんのミュージックビデオに出演させてもらったのです!

 

その名も🍌バナナ🍌

 

このミュージックビデオ撮影時、キンはリンとペアで、本当によく頑張りました。

ロケハン、衣装、撮影、俳優、何もかも ビックリするくらいに頑張った。

頼もしい男だと思ったし、キンなしにはこの仕事はやり遂げられなかった。

 

リンとキンのW主演

バナナのハンカチを狙うレンジャーと、森の民のほんわかストーリー

ぜひ、ご覧ください!

きっとラットさんの可愛い音楽、思わず笑ってしまう歌詞が最高です!

 

 

 日本で父と一緒にテレビを観ながら

世界はこれからどうなって行くのだろうと秋風の中、ふと思いました。

 

北朝鮮のミサイル、ミャンマーのロヒンギャ

来年の9月、治安悪化が懸念されるカンボジアの選挙

 

日本では、遅生まれのツクツクボウシの鳴き声が聞こえた

 

 カンボジアに戻る際、機内アナウンスでこう言われた

「カンボジアは、飛行機から地上の写真を撮るのは禁止されております」

なぜだろう

 

カンボジアに戻ってきて、ポラリックスと映画を観に行った、

アンジェリーナ・ジョリー監督

カンボジアのポルポト時代、本当にあった話を題材にした

“First They Killed My Father”

 

ボリャさんは「これは私たちの悲しい歴史だから、ケンとレナにも観て欲しい」

と言っていて、

本当に悲しく、残酷な話だった

 

でも・・・映画館にいた周りのカンボジア人の多くは笑っていた

食べるものがなくて、タランチュラや蛇を女の子が食べるシーンで

「クモ食べてる、あははは!!!」

「ヘビだー!気持ち悪い、きゃははは」

地雷が爆発し、逃げ惑うカンボジアの人々が亡くなるシーンでも

「今、ここでバーンって爆発するよ・・・3,2,1・・・バーン!

ほぉらね、あはははは!!!」

 

この時代を実際に生きたであろう、年輩の人までも笑ってる・・・

私は映画を観ながらイライラした

隣の席に座ってゲラゲラ笑う初老のご夫婦に、問い詰めようかと思った

「何がおかしいの、あなた達の国の話じゃないの!?」

カンボジアなんて、大嫌いだ、大嫌い

 

イライラしながら、ポラリックスの方を見ると・・・

ニタがひどく泣いていて、それをポラリックスたちがハグしていた

そうだ、ボリャさんだって

「私の国の悲しい歴史を、ケンとレナに知って欲しい」

そう言ってた

 

そうだ、カンボジアは私の国じゃない

だから、たくさんの「枠外」がいっぱいある

受け入れ難いことも、たくさんある

そんな時は、ぶつかっていこう

私たちが正しいと思うこと、その理由を、ぶつけていこう

思い切りぶつかった後は、黙って相手を睨んだりしないで

お互いに「ごめんね」って言おう

 

ポラリックスは、私のバナナ

適切な栄養を届けてくれる🍌🍌