スーパースターへの道 in カンボジア

『星』に手を伸ばせ!!たとえ届かなくても in カンボジア

オカマ犬“さそり”が見つめる、スーパースターを目指すカンボジアの若者たちの青春

太陽が消えた

こんにちは、レナです。

今朝、またプノンペンから戻って来ました。

毎週末、プノンペンでの仕事が入るPOLARIX(ポラリックス)。

大忙しです。

この調子で、みんなでガンガン稼いでもらいたいもんです。

 

ちなみに、昨日はプノンペンイオンモールでのパフォーマンスだったのですが・・・

 

「続いてPOLARIX(ポラリックス)です!どうぞー!」

MCの女性がそのように皆を紹介してくれ、舞台袖に戻った瞬間に

Lux(ロイ)が思いきり屁をこきまして・・・

思わず、MCの女性がマイクを持ったまま「くさっ!!!」

と言ってしまうアクシデントがございました。

 

MCのお姉さん、本当に申し訳ございませんでした。

 

↓このロイの髪型が「まことちゃん」に見えてならない

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POLARIX(ポラリックス)メンバーたちの環境は、明らかに変わりつつあります。

イベントに出演すれば、契約しているテレビ局のカメラマンが張り付き

メンバーたちをずっと撮影しています。

 

日々、たくさんの人が「寄って」来る

 

まだまだ頑張らないと

まずは、「スーパースター」のスタートラインに立ったのかなと思います。

 

カンボジアからスターを発掘するプロジェクト”をスタートして、もうすぐ3年。

今いるメンバーたちには

「本物のスーパースターとは何か」

というのを共有してきたつもりです。

 

金持ちなだけじゃない、偉そうにするだけじゃない、

努力して、実力もあって、何より内面が美しい

困っている人や、元気の無い人を照らす太陽のような

暗闇で迷う人を導く星のような

そんな人が「本物のスーパースター」だと

 

もしいつか、皆が有名になっても

有名になった皆に、いろんな思惑を持った人たちが寄ってたかって来ても

今の自分や

何も無かった自分を大切にしてくれた人を忘れずに

 

これまでいろんな事があったけど

今いるPOLARIX(ポラリックス)のメンバーたちなら大丈夫!!

 

そう思っている矢先に、いつもガッカリするような事が起こる

 

何回言っても同じミスをしたり怠けたり

チームメイトのことを思いやれなかったり

そういうヤツに限って外面は良かったりして

 

何度、カミナリ親父の

「もうアイツのことは好きになれない!」

という哀しみのセリフを聞いてきたことか

私も何度

「やっぱり、もう文化の違いは乗り越えられない」

と思ってきたことか

 

今回、私たちを哀しみのどん底に落としたのは、

よりによって、同棲しているHaru Heang(ヘアン)でした。

 

朗らかで、彼女の笑い声を聞いているだけで幸せになれるような

一緒に住んじゃってるんで、「娘」のような感情さえ抱いてしまってたヘアン。

 

ヘアンは先週、私たちの指示を無視して

シェムリアップから離れたビーチに遊びに行ってしまったのです。

そして、忙しくなったPOLARIX(ポラリックス)に、またも急な仕事が入り

どうしてもヘアンにも帰って来てもらって、練習をしてもらわなくてはならなかった

 

でも、ヘアンはそれを解っていながら、指示を無視しました。

ただただ、「友達と海で遊びたい」

その欲望に勝てなかったのです。

 

「練習には1日あればじゅうぶん」

そう言って、連絡を断ちました・・・

 

ヘアンからそんな言葉が出てくるなんて

ヘアンが私たちのことを無視するなんて

どういうつもりなんだろうか、何を考えているんだろうか

 

私たちは本当に悲しい気持ちでいっぱいになりました。

悲しい気持ちは、怒りにも変わって

 

今まで何のためにヘアンのことを想ってきたのか

やっぱり、ヘアンの言う「I love you」なんて空気より軽かったんだなとか

ヘアンのことを愛してくれているダンスの先生たち

応援してくれているたくさんの人たち

全ての人を、騙しているような気持ちになりました。

 

たった一つの過ちで、人は全てを失っちゃうんだよ

ヘアン

 

他のメンバーたちは、ヘアンのいない穴を必死で埋めるべく

まだ正式メンバーではないK.A.(ケーエー)も動員して

 

blog.cambodiastarsacademy.com

 

必死でポジションを変え、新しい振付を作り、朝から晩まで練習しました。

 

今までなら、これまで離脱していったメンバー同様に

「ヘアン離脱」

となるところでしたが

もう、これまでとは状況が違うのだと

ヘアンのパフォーマンスに期待して契約を結んでいる相手がいるのだと

私たちの怒りの暴走を止めてもらいました。

 

私たちは、ヘアンとの同居を解消しようと決めました。

もう、家族ごっこは終わりにしよう

 

あー、なんて、なんて、悲しいんだろう

 

ヘアンは、私にとって、みんなにとって「太陽」だったのに

 

目を閉じて眠っては、悲しくてハッと目が覚めるような数日間

 

でも

そんな私に、ふと、ある人の言葉が落っこちてきました。

 

「レナさん。

僕の50年の人生、そりゃ、楽しいことばかりじゃなかった。

でも、辛いことなんか無かったんだよ。」

 

私の大好きな、ウクレレの先生の言葉です。

私とカミナリ親父の結婚式(←ものすごく、ものすごーーーく大変だった。)

その先生がウクレレを演奏してくれて

そして、太陽のような笑顔でその言った。

 

その時に、私は思ったっけ

歳をとった時に、そんな風に言えるようになりたいって

どんなに大変でも、どんなに悲しくても

それを「自慢」するような人にはならないって

 

「私は、こんな辛いこと経験してきたのよ」なんて語るような

そんなオバさんにはなりたくない

何の意味も無い

 

戦争や、災害や、人災や、事故

そういう経験をした人の「辛い記憶」は誰かの役に立つかもしれないし

誰かに寄り添えるかもしれないけど

ただの「辛かったこと自慢」は、何の役にも立たない

 

私は、カンボジアで雨が降っていても、日本が晴れてる時もある

そういう当たり前のことを思い出すことが出来ました。

 

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今朝、ヘアンと話をしました。

あくまで私の見解で、「甘い」と言われれば言い返す言葉も無いけれど

ヘアンは、25歳だけど、中身は小さな小さな子供

ロイと同じ

 

彼女が生きてきた25年の歳月は

問題だらけの家族を支えるため

そして生きるために「人に良い顔をすること」に特化してきた。

 

私とカミナリ親父に叱られて、泣きながら大きな声で口答えをするヘアンは

本当に、小さい頃の私と全く同じだと思いました。

 

ヘアンは、ただただ、私たちに甘えているんだ

悪いことをしたのは解っているのだけど

それを叱られるのが悲しくて、嫌われるのが悲しくて

悲しい気持ちを防御するために虚勢を張っているのだと思いました。

 

最後には、私の胸で大きな声で泣きながら「ごめんなさい」と

 

 

 

ヘアンとは、これからも変わらず一緒に過ごすことに

 

でも、「家族ごっこ」はもうしない

もっと真剣に向き合っていかないと

 

ヘアンのためにも、

他のメンバーのためにも、

そして私たち自身のためにも

 

仕事はいっぱい来るようになったけど

まだまだ、上手くいかないことだらけの私たち

 

ヘアンと共に成長できるよう、理想の人間に近づけるよう、

また頑張ります。

 

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Rena