スーパースターへの道 in カンボジア

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スーパースターへの道 in カンボジア

カンボジア次世代のスーパースターPOLARIX(ポラリックス)、世界への挑戦状

ちぇっ

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 こんにちは、Renaです。

大雨が降り、気温も少し落ち着いたような・・・

いやいや、今日も40℃近くあります。暑いです。

「インドはもっとやばいよ、45℃だよ。」

行きつけのインドカレー屋のご主人が、暑い暑いとうなだれる私たちへ一言。

上には上がいる。

文句ばかり言ってられない・・・

インドの皆さん、熱波がおさまる事を祈っています。

インドではこの暑さで、もっと深刻な被害が出ているんですよね。

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↑悪ガキ4人組

 

昨日も書かせて頂いたのですが、明日、CSAメンバーは

シェムリアップ在住のデザイナー・代永加代子さん&フロリアンさんの展示会

CREATION I

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こちらでパフォーマンスをさせて頂きます。

現在、最後の追い込み中。

お二人の記念すべき初展示会。たくさんの想いが詰まった展示会。

CSAメンバーの仕事は、お二人の想いを表現すること。

 

今週の火曜日、みんなのパフォーマンスのチェックをしたのですが、

ダンス素人の私たちの目にも、これでいいのか?というような出来で、

当然ながらカミナリ親父のカミナリが落ちました。

 

「お前ら、これで二人の大事な展示会で踊る気か!?

二人の顔に泥を塗るような真似したら、マジで許さねぇぞ!!!」

 

今回、踊るのは

コンリンノリヘアンキンティーの6名

 

現在、ダンス講師の先生はおらず、メンバーたちは自分たちの知識やアイディアで、

なんとかしなくてはなりません。

カミナリ親父と私は、ダンスを教える事が出来ないので、

アイディアの作り方や、想像力を使う方法、視点を変えて見る方法など

小学校、中学校、高校、大学、社会で学んだことを絞り出して、

毎日みんなに伝えました。

大事なことを教えてくれた、両親、先生、友達、先輩、上司、同僚たちの事を思い出しながら。

 

今日はパフォーマンス前日。

 

メンバーたちは朝早く来て練習を始めました。

 

でも・・・キンが来ません。

お昼どき、ようやくキンがやって来ました。仏頂面で。

 

ミッキーは、遅れてやって来たキンにカンカンです。

 

カミナリ親父はキンに尋ねます。

「お前、何で今日遅れたんだ?」

「・・・・寝坊したんだ」

「お前、明日は何の日かわかってるのか?」

「・・・・・・」

「お前、明日はパフォーマンスに参加するな。お前の代わりに新人を入れる。」

みんなに沈黙が走ります。

キンはただ、カミナリ親父の決断を黙って受け入れました。

 

 

でも、カミナリ親父は気づいていました。ただの遅刻じゃない。

キンとの長い付き合いで、そう確信していました。

カミナリ親父は、キンを誰もいない部屋に呼び出しました。

 

「キン、お前、本当に寝坊したのか?ただの寝坊なのか?」

「ただの寝坊だ」

「家族に何かあったんじゃないのか?何か困った事があるんじゃないのか」

「無いよ。ただの寝坊だ」

「本当の事を言え」

 

キンは、ちぇっ、と小さく舌を鳴らして、話し始めました。

 

「夜中の2:00から朝の6:00まで、ばあちゃんの手伝いをしてるんだ。」

 

キンのおばあちゃんは、魚の卸しをしていて、真夜中から明け方まで、魚を市場に売っているのだそう。

一緒に働いている人が辞めてしまい、一人では出来ないので、次の働き手が見つかるまで

キンはおばあちゃんを手伝う事にしたのだそうです。

キンは、その事を誰にも言いませんでした。

ミッキーには、こう説明していました。

「兄貴の子供に、小遣いを渡すように頼まれてるから

(カンボジアの小学生は、学校でお菓子を買うために毎日、ほんの少しだけ家族からお小遣いをもらいます)

朝の練習はあまり早く行けない。」

 

キンは、解っていました。遅刻したのは、どんな理由であれ、寝坊した自分が悪かったのだと。

 

カミナリ親父も、ちぇっ、と小さく舌打ちをして

「お前、バカだな、お前・・・・

悪いのは寝坊した事じゃなくて、おばあちゃんの仕事を深夜に手伝ってるんだって、

みんなに説明しなかった事だろ。バカだな・・・」

 

本当よ、キン

バカなんだから

ちゃんと言えば、みんなだって解ってくれるのに

 

“そんな格好悪ぃこと、言えるかよ”

 

カミナリ親父は、キンが大好きです。

なぜなら、カミナリ親父とキンの価値観は、同じ。

 

何か“良い事” “優しい事”をする時

「私、こんな良い事、優しい事をしてますよー!!!!」

って言いふらす事は、格好悪いと。そんなのは粋じゃないと。

 

何か“良い事” “優しい事”をする時

男だったら黙ってこっそりやる事、それが粋なんだと。

 

 

バカだねぇ、キン

本当に、寅さんなのね

 

キンはカミナリ親父に連れられ、みんなに謝り、

明日のパフォーマンスに参加することになりました。

みんなの拍手と、キンの舌打ちが、CSAに響きました。

 

リハーサルでは、展示会を開催するお二人からもお褒めの言葉を頂き、

みんなはホッとした様子。

「また明日、朝から練習に行くから」

と言って、散り散りに帰って行きました。

 

でも

「俺、今日のパフォーマンスのビデオをチェックしたい」

コンがCSAに戻って来ました。

実は今日、体調がすぐれなかったコン。

胃の調子が悪く、トイレでおぇぇーとなったりしていたのですが

それでも一日中、「大丈夫だ」と言い張って、頑張っていました。

 

「コン、あんた、今日は早く帰って寝た方が良いんじゃないの。

パフォーマンス、気に入ってもらえたみたいだよ。」

「えっ、なんで? 俺は、全然ダメなクオリティーだと思ったんだ」

 

私は、涙が出そうでした。

ついこないだまで・・・本当についこないだまで

カミナリ親父によく怒られていたコンだったのに

 

最近、やたらと「なんで?なんで?」と聞いてくるコン

何か、コンの中の何かが急激に成長している

 

コン、本当に良いリーダーになったんだね

間違いなく、君がCSAのリーダーだよ

 

CSAで一人、コンはビデオを見ながら今日の自分たちのパフォーマンスを研究し、

数秒ごとにズレを確認して自分の携帯にメモととる・・・という地道な作業を2時間ほど続け、

最後はいつもの笑顔で

「よし!!じゃあ、おやすみ!!」

そう言って帰って行きました。

 

「コン、あいつ、たいしたヤツだな。尊敬するよ。ちぇっ」

 

神様、もし本当に神様がいるなら、

どうか、コンの身体を元気な身体にして欲しい

明日、コンの胃が一度も痛くならないようにして欲しい

できることなら、一生、何の痛みにも苦しまずに歩けるようにして欲しい

 

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“大丈夫、夢さえあれば、俺はどんな事だって平気だ”

 

 

Rena

 

 

 

 

 

 

Rena

 

 

  

 

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