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こんにちは、レッスン担当のRenaです。
今、私の前では信じられない光景が広がっています。
土曜日の夜、いつもならCSAのメンバーはレッスンを終えて帰り、一人でのんびりしている時間。
今、私の目の前では、CSAのメンバー全員が、必死で練習をしています。
近所迷惑になるので、3階のスタジオでの練習は平日でも8:00PMでお終い。
でも、今日のみんなは1階に降りてきて、まだまだ練習を続けるというのです。
力強い8人の足音。足を踏みしめるタイミングが揃っている証拠です。
エースのリンが、みんなに向かって叫びます。
「クオリティー!!左右を間違えるな!!」
みんなの顔。みんなの眼。
“振り付けを間違えないこと”に焦点が合ってた昔のみんなじゃない。
みんな、ステージに立っている自分を見てるみたい
ママは涙が出そうよ・・・・マジで・・・
(最近は、ママどころか、みんなの私に対する“老婆”扱いがひどい。
重い荷物を持とうとすると「ママ、いいよいいよ!」と止められます。)
実は、私がこうしてみんなの成長を目の当たりにする直前
キンにもうひと騒ぎありました。
やめずに頑張る!となったキンですが、昨日はまたも頑張れず、リンが私にこう言ってきました。
「キンがダメなんだ、集中できなくて。いつもいつもキンに注意しているんだけど、ダメなんだ。
それで・・・またキンが辞めるって言ってるんだ。
一回、みんなで話をしたい。」
こうして、生徒からミーティングをしたいと言ってくるのも、初めてでした。
「キンは、どうして今、こんな風になっちゃったの。」
実はキン、変な“負い目”を感じていたのです。
家の仕事が忙しくてみんなのように午前中から練習に来られないこと
みんなと一緒に掃除が出来ないこと
そんなことに“負い目”を感じて、今、全てを必死で頑張っているみんなと
正面から向き合うことが出来なかったのです。
みんなにそんな気持ちを伝えることが出来なくて、モジモジしてたらダンスに集中出来なかった
みんなそれぞれに家族との問題を抱えている。
キンの状況だってちゃんと解る。
誰も、午前中から来られないキンを責めたりしてない。
大事なのは、来れる時に、精一杯頑張ること。
キンは、ポロポロと涙を流し始めました・・・
自分の“負い目”が思い過ごしだったことにホッとしたからでしょうか。
私があれこれ言う役目のはずでしたが、カンニャとミッキーが殆どを話してくれて、このミーティングにおいて私の出番は殆どありませんでした。
キンの泣き顔が子供みたいで、笑ってしまいそうになりながら、とりあえず年長者として何か言わねば・・・と思って、
「まあ、何かあったら私やケンやカンニャに話してみて。私なんか14年もキンより長く生きてるわけだから、何かアドバイスできるかもしれないし・・・」
「キン、ママに言いにくければ、俺に言えばいいよ。俺や、お前の友達に言えばいい。ママに言いにくいことだってあるだろ。ママはクメール語わかんないし。」
「そ、そうね!ママに話しにくい事は、ミッキーに言って頂ければと思います!」
「お前には友達がいっぱいいるだろ、何だって話せばいいんだよ。」
キンの小さな目から流れる涙が止まりませんでした。
キンのくせして“負い目”なんて感じるからいけないのよ、ウフフフフ♡
その後のキンは・・・今度こそ、頑張っています!
スタジオの鏡には、いつの間にか、みんなの志が書かれていました。
“あと8日”
“チャンピオン”
時おり、3階のスタジオからはこんな言葉も聞こえてきます。
「もう一回!」
「頑張れ!」
「よーし!」
みんなが、歴代の先生方や、私たちの口癖を真似して覚えた日本語
CSAの生徒の中には、もう知り合って一年以上経つ子も何人もいますが、出会った頃とは別人です。
泣かせるねェ・・・
頑張れ、頑張れ
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