スーパースターへの道 in カンボジア

スーパースターへの道 in カンボジア

カンボジア次世代のスーパースターPOLARIX(ポラリックス)、世界への挑戦状

息子へ

突然ですが、昨日、

夫と数名のPOLARIX(ポラリックス)がプノンペンへ引っ越しました。

 

最近のブログで何度か書いているのですが

最近はPOLARIX(ポラリックス)にプノンペンからの仕事がどんどん入るようになり

シェムリアップからプノンペンへの交通費、プノンペンでの宿泊費

それを考えるとプノンペンへ引っ越したほうが良いだろう・・・となり

じゃあ、家の契約が切れる10月くらいに引っ越しかな?と言っていたのが先月末

そしてカミナリ親父がプノンペンに新居を見つけ、契約したのが先週、

もう明日引っ越しだ!となったのが数日前です。

 

あまりに急な引っ越しだし、私、まだ新居を見ていないし

「私はモンゴルの遊牧民じゃないんだから、そんなに簡単に引っ越せない!」

とカミナリ親父と大げんか。

しかし、ケンカしたところでこの引っ越しから逃れられるわけでは無いので

私はしぶしぶ、引っ越しの準備を進めました。

 

POLARIX(ポラリックス)のメンバーたちも、いきなりカミナリ親父に

「今日から引っ越し準備、明日にはプノンペン」

と言われて目をまん丸にしていましたが

私よりもずっと柔軟性がある彼らは、言われるがままに引っ越しの準備を始めました。

 

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人数が多いと、引っ越し作業もあっという間!

 

そして、この引っ越しの合間をぬって

私とカミナリ親父はPOLARIX(ポラリックス)メンバーのご両親に挨拶へ行きました。

 

母から、Van Norith(ノリ)

息子のこと、実は・・・すごく心配です。

プノンペンで危ない目に遭ったりしないか、悪いことに巻き込まれたりしないか

心配でたまらない。

今も、週に1度くらいしか顔を見られないから・・・遠くに行ってしまうのは寂しいです。

でも、ケン(カミナリ親父)とレナのこと、信用しています。

どうか、本当の息子と思って、大事にしてやって欲しい。

息子のこと、よろしくお願いします。

 

目に涙を溜めて、優しく笑って、ノリのお母さんはそう言いました。

 

 

母から、T(ティー)

この子は、兄弟の中でも一番小さくて身体の弱い子だったから、すごく心配です。

でも、あなた達のこと、信頼しています。

どうか、息子のこと、本当の息子だと思って大事にしてやってくださいね。

息子のことを、守って欲しい。

テレビでまた見るのを楽しみにしているわ。頑張って。

 

ティーのお母さんは、優しくティーの頭を撫でました。

まるで、生まれたばっかりのティーを見るような顔で。

 

母から、Lux(ロイ)

息子がテレビに出ているとこ、近所のみんなで見ました。

すごく嬉しかった。

私たち親がお金が無いばっかりに、息子には迷惑ばかりかけてしまって

本当は、息子が稼いだお金なんてもらいたくない。

でも、どうしても息子のお金ももらわないとやっていけなくて

息子は、CSAに行って「将来の夢を見つけた」と言ったの

息子の将来の夢、一緒に見つけてくれてありがとう

どうか、本当の息子と思って大事にしてやって欲しい

いろんな事を息子に教えてやって欲しい

本当にありがとう

 

私たちは、ロイが「家族の犠牲になってる」と思っていたけど

そうじゃなかった

息子が大事じゃないお母さんなんて、いるわけないんだ

ロイは言ってた

「俺の一番の幸せは、父ちゃんと母ちゃんが仲良くしていること。

俺の一番の悲しい時は、父ちゃんと母ちゃんがケンカしているとき。」

 

-お父さん、お母さん、ロイはそう言っていましたよ。

息子に言われたわ。俺はプノンペンに行くけど、ケンカしないでねって。

 

父から、King(キン)

息子があなた達の所へ通い始めた時から、あなた達のことを信頼しているよ

息子のこと、いつも大事にしてくれて、面倒みてくれて

本当にありがとう

これから一緒に住むんでしょ?

これからも、息子のことを本当の息子と思って、大事にしてやって欲しい。

息子のこと、よろしくお願いします。

 

キンの家に行ったとき、お父さんはビールを飲んでご機嫌でした。

小さくて、キンと同じように陽気で、優しい顔のお父さん。

お父さんの目は青く、見えづらいのがわかります。

今回の家庭訪問、ずっと黙っていたカミナリ親父が、初めて口を開きました。

「お父さん、キンのヤツ、いつもお父さんのこと心配していますよ。

あんまり飲み過ぎないようにして、健康に気をつけてくださいね。」

「うん、ありがとう。今日もちょっとだけにしとくよ」

「でも、お父さん、プノンペンに遊びに来てください。その時は、一緒に飲みましょう。」

「そうだね、じゃあ、ちょっとだけ・・・一緒に飲みましょう」

周りにいたキンの家族が、どっと笑いました。

「お父さん、私は、天国にいるキンのお母さんの代わりにはなれないけど・・・

でも、キンを大事にします。私たちに預けてくださって、本当にありがとうございます。」

 

 

 

母から、Juvie Lin(リン)

息子のこと、毎日、テレビで見ています。

これからもっとテレビで息子の顔が見られるのを楽しみにしています。

もちろん、プノンペンに行くなんて、すごく心配です。

寂しいし・・・

でも・・・仕方ない。心配しても仕方ないのもわかっています。

どうか息子のこと、本当の息子と思って、面倒みてやってくださいね。

どうかよろしくお願いします。

 

 

どのお母さんも、お父さんもこう言った

 

「本当の息子だと思って、大事にして」

 

私たちのような見ず知らずの、しかも子供を持ったことのない外国人に

自分の大切な息子を預けるご両親の気持ち

どれだけ不安か、どれだけ心配か

その気持ちを考えると痛みの想像もつかなくて

私は一軒一軒の面談が終わるたびに涙が止められませんでした。

 

私が覚悟しなくちゃいけないのは

「もしかしたら、いつか皆が変わってしまうかもしれない」

ということではなく、

本気で「本当の家族のつもりで」彼らと人生を共にすることだと

みんなのご両親に気付かされました。

 

「家族ごっこ」じゃない

本気で、死ぬ気で、みんなの事を「息子や娘と思うこと」

 

もう逃げられない、逃げたりしない

急すぎる引っ越しに怖気づいている場合じゃない

 

ちなみに、Kong Jubi(コン)のお母さんは

私たちに息子を預けることを拒んでいます。

きっと、これが一番まっとうな考えかもしれません。

コンは、既に家を出て私たちと一緒に住んでいるので、

このままプノンペンへ行きますが

私たちはいつかコンのお母さんの「息子へ」の愛を分かり合える日を信じて

話し合いを続けていこうと思います。

 

そして、たくましい女子たちHaru Heang(ヘアン)とK.A.(まだ仮入部中)は

既に親元を離れて生活しているので

お母さんたちとは簡単なご挨拶に。

「引っ越しで何か要らないモノでたら、ウチでもらうわよー!」

「はい、よろしくお願いしまーす!」

 

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“俺たち、きっとこの場所のことを、何回も思い出すんだろうね”

 

 

ちなみに・・・私とメンバー数名は、今度の土曜日にプノンペンへ。

それまで、この何もなくなったシェムリアップCSAで過ごさなくてはいけません。

シャワーを浴びようとして、びっくり

「ちょっと!私のシャワーが無くなってるんだけど!!!」

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「あ、Sorry レナさん。(先にプノンペン持ってっちゃった)」

 

キンーーーーーーー!!!!!

 

 

 

 

Rena